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曾我兄弟の墓タイトル

曾我兄弟の墓の墓

 秋深く、箱根路をハイキングすると、ススキの穂の蔭に埋もれた十郎・五郎の墓がひときわ風情を感じさせる。
 十郎・五郎は頼朝時代の人物で、歴史に名をとどめるような兄弟ではなかった。 所領争いで殺された父の仇を討つことに青春の炎を燃やした兄弟愛の物語が、『曾我物語』となって民衆に親しまれたのである。
 仇討ちを決意したのは、兄九歳・弟七歳の時だという。 それからは、源頼朝の狩りの際には必ずお供に加わり、父の仇工藤祐経を討つ機会を狙い続けた。 建久四年(一一九三)五月二十八日、頼朝に従って富士の裾野に巻狩に出向いたおり、兄弟は遂に宿願の工藤祐経を襲い、本望を遂げる。 そして、兄の十郎は仁田士郎忠常に斬られ果て、弟の五郎は幕府に捕らえられ、伊戸松ヶ崎浜で梟首されたのだった。
 ともあれ、野に咲く二つの花のような曾我十郎・五郎の墓。鎌倉時代の五輪塔墓としても注目に値する。歴史の蔭に眠る風情の墓である。

戒名 玉垣
職業 鎌倉前期の武士 境石
没年齢 22歳(兄:十郎)/20歳(弟:五郎) 竿石
所在地 神奈川県箱根町上双子山 石質 灰色
墓の方位 墓のスタイル 五輪
正面入り口の方位 台座
1987年現在の資料に基づいております。
墓地所在地は、変更になっている場合があります。

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